天井の化粧垂木は、室内から屋外までまっすぐ伸びています。

 内と外の空間の連続性を表現したデザインは、空間の広がりを演出します。

 この垂木は、60x90mmで、柱間隔を7等分した割り付けで配置されています。7等分は、柱の寸法120x120mmで柱間隔を割ったのと近い寸法。垂木幅は柱の半分。天井高さや巾木や建具枠など全ての寸法が垂木を基準に決まっています。

 なにげなくすっと見えるデザインは、この住宅の基準であり象徴でもあります。