床の杉板が二つの空間を貫いて連続します。空間を仕切る建具のレールが、すっと杉板のラインを横切ります。
この納まり、なにげなく見えてかなりシビアな納まり。レールの溝を切るときに一枚でも欠けたりすると台無しです。後から切るわけにもいかないので、床板を張ってしまってから切らないといけません。
見るだけでしびれます。緊張感がぴしっと引き締まったデザインをつくりあげています。
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